ローランズ代表の福寿が町田商工会議所主催「障がい者雇用セミナー」に登壇しました(2025年12月8日)

2025年12月8日(火)、ローランズ代表の福寿が町田商工会議所主催(共催:町田市、ハローワーク町田)の「障がい者雇用セミナー」に登壇しました。

本セミナーは、障害雇用の促進および雇用の安定を目的に、町田市内の中小企業を対象として開催されたものです。

有限責任事業組合(LLP)など、障害者雇用を1社で考えるのではなく、同じ悩みを持つ中小企業が共同で雇用を推進する制度があることをお知らせするとともに、支援団体の方々も交えたシンポジウムが行われました。当日は約●名の参加がありました。

ローランズの組織づくりと「ウィズダイバーシティ有限責任事業組合」の取り組みを紹介

福寿からは、従業員140人中約100人が障害や就労困難を抱えたスタッフであるローランズの組織づくりや従業員の人材育成方法について、さらに発起人として立ち上げた「ウィズダイバーシティ有限責任事業組合」の仕組みをご紹介しました。

経営資源が限られる中小企業にとって、障害者雇用は体制整備や業務設計の面でハードルが高く、最初の一歩を踏み出しづらいのが現状です。福寿からは、

・組合内の障害者福祉団体への業務発注を通じて、障害者雇用を拡大することができる点
・ウィズダイバーシティに参加したことをきっかけに、障害者雇用への心理的・実務的ハードルが下がり、自社雇用人数増加へとつながった企業の事例

について具体的に紹介しました。

現在、ウィズダイバーシティLLPには、14の中小企業と3つの障害者福祉団体が参画しており、その規模は日本最大です。組合を通じて多様な業務が障害者福祉団体に発注されることで仕事の幅が広がり、スキルが向上した結果、これまでに51名が福祉的就労から一般就労へとステップアップしています。

行政・支援機関とのシンポジウムで見えた現場の課題

福寿の講演のあとは、町田市役所様及びハローワーク町田のご担当者とともに、障害者雇用を促進するための課題や施策について、シンポジウム形式で意見交換が行われました。

主な意見として、以下の点が共有されました。

・中小企業にとって最大の課題は「業務の切り出し」。障害のある方にどのような仕事を任せられるのか、具体的なイメージが持ちにくい
・障害者雇用のきっかけは法定雇用率への対応であっても、就労移行支援事業所や特別支援学校の見学を重ねることで理解が深まり、前向きに雇用が進んだ事例がある
・行政による支援だけでは限界もあるため、町田市内の中小企業同士が連携し、地域全体で障害者雇用を進めていくことが重要ではないか

町田商工会議所の皆さまには、このような機会をいただき、誠にありがとうございました。

セミナー詳細はこちら

町田市役所様及びハローワーク町田のご担当者とのパネルディスカッションの様子
町田市役所前にて
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